自閉症やアスペルガーの子どもが不登校になったとき

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子どもの不登校や学校への行き渋りは、自閉症の特性が今の学校生活と合わないことがきっかけになっているケースも珍しくありません。

近年、日本では発達障害の傾向がある子どもの数は増加しつづけています。

2012年に行われた文部科学省の調査によると、学習障害やADHD、自閉症などの発達障害の可能性のある小・中学生は全体の6.5%と言われています。10年経った現在ではもっと高い割合になっているでしょう。(参考:日本の特別支援教育の状況について

発達障害の症状が不登校の直接的な原因になる、というわけではありません。

ただ自閉症傾向があると、周りと同じことをすることが苦手になりやすいため、日本の義務教育の中ではストレスを感じてしまうことが多々あります。

行動について先生から注意されたり、勉強についていけなかったりということも多いですが、先生や周囲の生徒が発達障害やその子自身の個性についての理解が足りない対応をすることで余計に学校に行きづらくなってしまいます。

この記事では、自閉症やアスペルガーの子どもと不登校についての関連性や、家庭でできることと外部に頼れること、個性を伸ばしつつ自信をつける方法などについてご紹介します。

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<目次>

  1. 自閉症やアスペルガーの子どもと不登校について
  2. 自閉症の子どもと保護者さんが困っていること
  3. 家庭でできること・外部に頼れること
  4. 得意を伸ばして自信をつけよう

1. 自閉症やアスペルガーの子どもと不登校について

自閉症 (自閉症スペクトラム障害)は、社会性と対人関係の障害、コミュニケーションや言葉の発達の遅れ、行動や興味の偏りなどといった特徴を持つ先天的な発達障害のひとつです。

アスペルガー症候群は、対人コミュニケーションが苦手・周囲との共感性が低い・周りの状況に構わず関心のあることに向かって行動してしまう、などの特徴があります。

2013年から、アスペルガー症候群や自閉症をまとめて「自閉スペクトラム症」という診断名で呼ぶことになりました。(※ 自閉スペクトラム症について、本記事内では「自閉症」と記載します。)

文部科学省の調査によると、不登校の原因で最も多いのは「不安など情緒的混乱」です。

出典:文部科学省「児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」をもとに作成

自閉症などの発達障害を持つ子どもが「相互的な対人関係をきずくのが苦手」であったり「周囲に構わず興味に沿って行動してしまう」という特性から学校に行きづらくなってしまった場合も、この「不安など情緒的混乱」に含まれています。

はっきりと症状が出ないためにグレーゾーンで診断はされてなくても、時と場合によって自閉症の傾向が出るお子さんが学校に行きづらくなって不登校になる、というパターンもあります。

2. 自閉症の子どもと保護者さんが困っていること

自閉症の子どもは、「こだわりが強い」という点も大きな特徴とされています。

ある物や場所など特定のものにとても強い執着を持ったり、それが変化することを受け入れらなかったり、お気に入りの言動を繰り返したりすることが多いです。

そういった自分なりのルールやこだわりをクラスメートや先生が理解してくれず、「変わった子」扱いされたり和を乱すとして叱られたりすると、自分自身を否定されているような気持ちになったり、自分を出せる居場所がないと感じて不登校になるケースがよくあります。

また、コミュニケーションが不得意な子が多いので集団生活自体にストレスや不安を覚えることも多いでしょう。

保護者さんは子どもの学校での様子を先生から聞いたり子どもの言葉から読み取ることしかできないので、お子さんが何で学校に行きたがらないのか分からないこともあります。

お子さんが何にこだわりを示しているかよく観察したり、家族以外の人とのコミュニケーションでどんなことが苦手なのか見ることによって、学校に行きたがらない理由が明らかになるかもしれません。

3. 家庭でできること・外部に頼れること

【家庭でできること】

先生やクラスメートとうまくコミュニケーションを取れなかったり、特性に対する理解が足りずに誤解されてしまったりという経験を持ったお子さんは、「誰も自分のことを理解してくれない」と苦しんでいるかもしれません。

そんなときはまず、家族が「いつでもあなたの味方だよ」という姿勢を示してあげるのが大事です。ありのままの自分をみとめてくれて、自分が取り乱したり落ち込んでいる時も変わらず愛情を与えてくれる存在がいることは、子どもにとっても大人にとっても精神的安定をもたらし、自己肯定感を高めてくれます。

また、自閉症の傾向がある子が不登校になると、対人コミュニケーションに対する苦手意識から、学校だけでなく外に出ること自体がおっくうになり家にこもりがちになってしまいます。

人が少なかったり人と話す必要がない所でいいので、外に出かける習慣をつけることが大事です。

外に出て歩くとポイントが貯まるゲームなどを活用すると、楽しみながら出かけられるかもしれません。歩数に応じてピクミンが増えたり花が咲いたりする、スマホアプリのピクミンブルームなどがオススメです。

また、自閉症の子は完璧主義だったり0か100か白黒つけたがる思考になりやすいので、失敗を糧にしたり、「ダメだったときでも何とかなる」と体感できる経験をさせてあげるといいでしょう。

料理を一緒に作ると「見た目はちょっと失敗したけど味はおいしいね」とか「塩を入れすぎたけど牛乳を入れたら味がまとまったね」とか感じられるので、完璧主義や白黒思考にいい影響を与えるにはもってこいです。

【外部に頼れること】

「もしかしてうちの子も発達障害かも…?」と思う点があれば、児童精神科を受信して診断してもらうことは重要です。

お子さんの特性に早くから気づき、それに合わせた関わりや教育を行うことはお子さんの成長にとって長期的に見てとても大切なことです。また、診断名が明らかになることで適切な支援機関からのサポートを受けることも可能になります。

支援機関を選ぶ上では、できることを少しずつ増やし生活上の困難を減らすための「療育」と、子どもの得意な分野を伸ばしてあげるための「教育」の両軸で考えるのがおすすめです。

療育(発達支援とも呼ばれます)には、言葉やコミュニケーションに対する支援やかんしゃくなどの行動に対する支援などがあるため、お子さんの特性に応じた支援が受けられる機関を選びましょう。

療育を行う機関には保護者さんが子どもへの関わり方を学べる親子で参加できるプログラムや保護者さん向けのトレーニングプログラムもあります。(参考:LITALICOジュニア

療育は地域の療育センターなどの公的施設や、病院やクリニックなどに併設された施設、放課後等デイサービスなど民間の施設でも提供されています。

教育という点では、集団での学習が苦手なお子さんにはマンツーマンや少人数制の習い事もおすすめです。

発達特性、特にその子に備わった「こだわり」は長所や強みになることもあるので、習い事を通して良いところを引き出してあげることもできます。自閉症の小学生におすすめできる、発達特性を強みにできる習い事の選び方についてはこちらの記事をご覧ください。

4. 得意を伸ばして自信をつけよう

「発達障害」や「自閉症」という言葉の響きやイメージはあまりポジティブなものには思えないかもしれませんが、周りに合わせてこだわりを無理にやめさせようとする必要はありません。

その子自身のこだわりや興味を伸ばして得意分野にしたり、才能を花開かせることもできます。

歌手の米津玄師さんは20歳のときに「高機能自閉症」の診断を受けたそうです。(現在では高機能自閉症も自閉スペクトラム症に含まれます。)

米津玄師、ニュー・アルバム『STRAY SHEEP』で野田洋次郎(RADWIMPS)とコラボ決定。最新ヴィジュアルも公開 - TOWER RECORDS ONLINE(画像出典元:日本経済新聞

「幼少時代には外で遊ぶのが嫌い、両親とも上手く交流出来ない、友達とも上手く付き合えない、バンドを組んでもすぐにけんかして解散してしまう、他人の言ってることが理解できない、1人で作業するのが好きだった。」とインタビューで語っています。

周囲や家族との不和などの苦しみを乗り越えて、独特の世界観や作詞作曲の才能を伸ばして活躍されている姿を見ると勇気をもらえる方々も多いのではないでしょうか。

また、地球温暖化に対して声を上げつづけている環境活動家のグレタさんも、アスペルガー症候群であることを公表した上で、こう語っています。

アスペルガーは病気ではなく、1つの才能。アスペルガーでなかったら、こうして立ち上がることはなかったでしょう。アスペルガーだからこそ、人とは違った視点で世界が見れるのです。もし私がアスペルガーでなかったら、そんな風に世界を『外側から』見れなかったでしょう。

米津さんもグレタさんも自分の個性に自信を持って、興味のあることを追求できる環境に自分を置くことができたからこそ、才能を花開かせることができたのだと思います。

しかし、ご家族だけでその環境づくりをサポートするのは大変です。

私たち夢中教室は、受験のための「勉強」ではなく、子どもが興味や関心のあることを思いっきり追い求める「学び」の場を提供するオンライン家庭教師です。自閉スペクトラム症の診断を受けている生徒も多数在籍しています。

数字にこだわりをもっている小学生(こちらの記事参照)とは学校では習わないような数列を一緒に勉強したり、建築物が大好きな生徒とは一緒にマインクラフトというゲームで家を作ったり、歴史上の人物や出来事を覚えることにこだわりを持つ生徒とは歴史を学んだり、オーダーメイドの授業で得意分野を伸ばしています。

どれも彼ら自身が好きなことなので「勉強している」という感覚もなく、夢中になって授業に参加してくれています。

好きなことを楽しみながら学んでいく中で、お子さんが自信を持ったり前向きな気持ちで物事に取り組めるよう、全力でサポートさせていただきます。

また、夢中教室では3回の無料授業体験をご用意しています。まずは無料体験で様子を見てみたいという方も大歓迎です。

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