【伴走先生インタビュー】市来陽

<プロフィール>
市来 陽(いちき みなみ)
京都府出身。日本大学芸術学部文芸学科在学中。小説、エッセイ、詩、俳句などを創作したり、文芸雑誌を制作するなど、文章芸術を研究ではなく実践という観点から学ぶ。また、大学に入ってからアルバイト勤務で子どもの探究学習に関わる。その中で、自分自身が保健室登校や不登校を経験していることもあり、ひとりひとりの子どもたちにもっともっと探究と安心の両方を届けたい、と強く思うようになり夢中教室に参加する。

特技・専門分野を教えてください!

日本語に関すること全般が好きです!上記にあげたもの以外でも、百人一首や短歌、評論、広告コピー、歌詞なども個人的に調べたり考えたりしています。
東京で展示をしたこともあります。暗記が苦手なので文学史については一般教養の範囲ですが、文章表現の観点ではお話しできます。

また、国語について以外でも、自分の好きなことを人に伝えるには?と一緒に考えることができると思います。もちろん、自分の中だけで大切にしたい気持ちがあることも尊重します!

趣味・ハマっていることはありますか?

最近は童謡などの昔の歌にはまっていて、プレイリストを作ったり本を読んで歌詞の意味を調べたりして楽しんでいます。「難しいこと、伝えたいこと、ほんとうのことを簡単な言葉で短く書く」というのは誰にでもできることではありません。

著名な作詞家の歌詞を見ると、彼らがどれほど言葉の扱いに長けているのかを思い知らされます。好きな曲は「ちいさい秋みつけた」「りんごのひとりごと」「ドロップスのうた」「赤い靴」「箱根八里」……書ききれない!楽しい!

最近楽しかったことはなんですか?

卒業制作で詩を書いています。「苦しい」「怖い」「力が湧く」「わくわくする」など、いろんな感情になるのですが、やっぱりひとつの言葉に括ると「楽しいな」と思います。

表現の仕方は人によると思いますが、私は自分の主張を書くより、この世界にあるものを借りてきて描く方が上手くいくことが多いので、いろいろと喋りたくなる自分の気持ちに付き合いながら創作をする日々です。ずっとやるのも疲れちゃうので、合間にお笑いを見て頭を空っぽにするのも楽しいです。

普段は何をされているんですか?

大学で文章を書いています。授業では、小説、エッセイ、詩を書いたり読んだり、俳句の句会をしたり、印刷所と連絡を取って誌面を作って雑誌を制作したりもします。

音楽や絵を自分で作るのはからっきしですが、日本音楽史やジャズ研究、写真史も受講したことがありいろいろと学ぶのが楽しいです。

夢中教室で先生をしようと思った理由を教えてください!

学校というものが苦手な人生です。友達や勉強に不安がなくても、集団の中に通うということがとにかく上手にできません。こんな自分はこの先やっていけないんじゃないか、とこれまでに何度も諦めそうになりました。

けれど、そんなことはなんにも関係なくて、世の中には生きていこうと思うに足る美しいものがたくさんあるのだと感じます。それは人の優しさかもしれない、推しかもしれないし教科学習の中にあるかもしれない。

私自身、これまでに多くのものに助けられてきました。
だからこそ、私とは違う感性を持って、けれど私と同じように苦しんでいる子どもたちに寄り添う大人でありたいと思い、夢中教室に参加させていただきました。

子どもたちにとってどんな大人になりたいですか?

この年齢になっても、「大人」に対して憧れの気持ちと警戒の気持ちがどちらもあります。
小学生のときの自分なら尚更だと思います。好きも嫌いも安心がなければ言ってられません。

普段、息が詰まって仕方ないのなら、少しでも呼吸ができる時間を。
寂しくて仕方ないのなら、せめて他人を信頼できる時間を。
何かを好きな気持ちを抑えているのなら、いくらでも発揮できる時間を。

提供できる大人でありたいと思います。どうしてもそうでありたいと思っています。

これからの意気込みを教えてください!

まだ見ぬ生徒さんと、どんな話をするか、なにを共有できるのか、学べるのかを考えると最高にわくわくします。まったりしても、はしゃいでも、どんな雰囲気になっても、生徒さんの大切な時間に私がお邪魔できることがすごく嬉しいです。

お互いに難しいあれそれはあるかもしれませんが、人間関係において、穏やかに楽しく過ごせたらもうなんでもいいなあとも思います。肩の力を抜いて参ります、よろしくお願いいたします〜!

 

夢中教室の授業を
無料体験!

まずは3回!
お試しください