コラム

2023.08.10

不登校の勉強の遅れにどう向き合えばいい?いつ前向きになる?

不登校の子どもを育ててらっしゃる皆さんの悩みの一つに「不登校であることで勉強面で遅れが出る」ということがあると思います。

 
「子どもには無理せずに自分のペースで歩みを進めてほしい。」そう心から願っていたとしても、やはり勉強の遅れが将来マイナスに働いてしまうのではないかなどの懸念から不安感を覚えることは仕方のないことです。
決して少なくない保護者の方々が子どものことを思うがゆえに「勉強をして欲しい」「無理せず休んでもらいたい」という感情の板挟みに悩まされています。

 
そこで、今回の記事では勉強の遅れを抱える子どもとの向き合い方や役に立つ情報などについてご紹介したいと思います。

 

この記事を書いている夢中教室ってなに?

夢中教室は不登校や生きづらさを感じる子向けの探究型オンライン家庭教師です。
話を聞き受け入れてくれる「伴走者」と一緒に、テスト勉強ではなく、一人ひとりが持つ「好き」を通して自己肯定感を温める新しい形の家庭教師になっています。

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<目次>

  1. 不登校になると勉強が遅れてしまう?
  2. 勉強よりも大切なこと
  3. 親にできること・工夫したいこと
  4. 興味・関心から学ぶ面白さへ
  5. 不登校による勉強の遅れに追いつくために
  6. 周りと比べずに、子どもに今必要なことを

 

①不登校になると勉強が遅れてしまう?

不登校 勉強 遅れ

冒頭部分でも触れたように保護者の方が勉強面の遅れに対して敏感になり、不安感を覚えてしまいます。

 
まず、安心していただきたいのはそのように不安になったり心配になったりするのは全くもって悪いことではありません。

子どもの幸せを心から願っているからこそ「勉強面の遅れが将来に響くのでは?」などと心配になってしまうのです。実際に夢中教室を利用されている保護者の方からもそのような声を頂くことは決して少なくありません。

 
自分のことを責めずにその感情を受け止めてあげることが大切です。

 

②勉強よりも大切なこと

とはいえ、どうしても心配になってしまうのが親というものでしょう。その際に「でも、じゃあどうすればいいの?」と頭を抱えてしまうと思います。

 
しかし、安心してください。子どもは「まだ勉強に集中する段階ではなく、今は他に大切にしなければならないことがある」というだけであり、子どもの状態に応じて適切な選択をとることが最も重要です。

不登校状態にある子どもにとっては第一に活き活きと日常を過ごせることが大切で、勉強はその上で行うもの。

 
マズローの5段階欲求の中では勉強するエネルギーになる「承認欲求」や「自己実現欲求」より土台となる部分に「社会的欲求」があります。「社会的欲求」が満たされている状態とは、「自分は社会に居場所があるんだ」と思えている状態のことです。

マズローの欲求5段階説とは|モチベーションの優先度を示す理論

学問的な失敗体験や人間関係を含めた環境になじむことへのストレスなどで不登校状態になった子どもは、この社会的欲求が満たされていない状態にあることが少なくありません。つまり、勉強をすることよりも前の段階に優先的に向き合いたいことがあるということです。

 
では、社会的欲求を満たすにはどのようなことをすればよいのでしょうか。

 
大きく分けて、以下の二つのアプローチが挙げられます。

  1. 環境の選択
  2. 保護者のかかわり方

こちらの2点ですが、どちらも居場所づくり(=自分は生きている意味があるんだと思える人間関係作り)をするための手段のひとつになります。

 
まず、1の環境の選択ですが具体的にはフリースクールやオンラインの交流コミュニティなどに参加してみることがその代表例となります。家庭の外で自分自身を肯定するきっかけになる人とのつながりを得ることで、子どもは自らの社会的欲求を満たすことが出来ます。

不登校 勉強 遅れ

 

③親にできること・工夫したいこと

次に、保護者がどうかかわるかという視点では、「とにかく子どもを受け止める」ことが彼らの社会的欲求を満たすことに繋がります。具体的には、直接的に子渡場で表現する以外にもいつもは制限しているゲームで遊ぶことやアニメを見ることなどを一時的に許すことなどがあります。

 
親としては勇気のいる選択かもしれませんが、子どもが不登校になっているときにはとにかくこのような制限を緩めることが大切になります。

不登校になり勉強をしなくなっている子どもの様子を見ると、将来に思いを巡らせて心配になるかと思います。

 
しかし、不登校になった子どもに必要なのは心を休ませる時間です。

原因は人それぞれですが、並大抵ではないストレスを学校で感じ「もう逃げたい」と考えた子供の最終手段が学校を休むという選択になります。

年齢によって取るべき対応は異なりますが、中学生以降には特に制限を緩めるという策は有効になるでしょう。一方で、小学生の場合は近くで話を聴いてあげるのが効果的です。

 
「とにかく傷ついてしまった心をいやすことに集中して、耳を傾ける。」この姿勢をもって関わることで子どもはゆっくりと自分のペースで歩みを進められるようになっていきます。

ここで気を付けていただきたいのは、心配や不安から「常に一緒に居なければいけない」と思い子どもから目を離さないことで逆に子どもを縛り付けてしまう可能性があるということです。小学校高学年より子供の年齢が上の場合、留守番をしてもらうなど一人の時間を作るのがよい心の休憩になるかもしれません。

 
子どもの年齢や精神状態に応じて、「自分は生きててもいいんだ」と思ってもらえるように言葉や行動を取捨選択することを意識してみましょう。そして、その次のステップが勉強になるのです。

 
こちらの記事「不登校の子の学習の遅れが気になる?! 保護者がまずすべきこととは[不登校との付き合い方(7)]|ベネッセ教育情報サイト 」では専門家の方が不登校による勉強の遅れにどう親が向き合うべきかに関してお話ししているため、非常に参考になります。本記事に加えてこちらも一度読んでみると、より視野が広がるかもしれないためおすすめです。

 

④興味関心から学ぶ面白さへ

心のエネルギーが溜まり始めたら、まずは興味・関心あることに取り組み始めてみましょう。

 
この時、「あ、余裕が出てきたから勉強をさせよう」という風に焦らないようにしてください。まだ子どもの心の傷が完全に癒えたわけではありません。ゆっくりと段階を踏んで、寄り添いながら前に進むことを忘れないでいましょう。

 
では、興味・関心があることをどのように見つけていけばよいのでしょうか。最初から○○について学んでみたい!と言葉にできる子どもは多くありません。まずは、アンテナを張り子どもが夢中になれているものを見つけることが第一歩。そこでゲームが好きであるということが分かったのなら、まずはゲームに熱中している様子をひとまず見守ってあげましょう。

その際に紐づけるように、ゲームからゲームに出てくる地名に興味が広がり、そこから海外の話を学び、英語や地理の勉強につながった子もいます。

 
ただ、子どもが興味分野を見つけ、深く探求したり広げていったりするスピードには個人差があります。

周りと比較せず、子どものペースに合わせて進めていくことが最も重要になります。

不登校 勉強 遅れ

 

⑤不登校による勉強の遅れに追い付くために

そのような段階を経て、子どもが勉強への気持ちが少し芽生えてきたらようやく勉強を始める段階です。

 
ここで忘れていけないのは、あくまでも子どもに合った環境で自分のペースで勉強できるような場所を選ぶということです。

子どもがどのような環境で勉強をしたいと考えるかは人それぞれ異なります。しかし、安心してください。近年多様な学び方をサポートする環境が増えてきているので、諦めないで欲しいです。

 
具体的には

  • 学校の別室登校
  • フリースクール
  • すらら

などを活用するとその子にあった学び方を選択できるでしょう。

 
こちらのオヤトコ発信所の記事では日本全国のフリースクールに関する情報が幅広く掲載されています。

 
「オヤトコ発信所」は、学校に行かないことを選択し、小・中・高に通わず大学へ行った不登校当事者の方とその母親の方が運営されており、全体的に寄り添ったコンテンツがあるのが特徴です。ご興味ありましたら、ぜひご覧ください。

 
また、すららとはITを活用した自宅学習サービスであり、以下の引用から分かるように文部科学省の定めている要件を満たしているため出席が認められています。

学校への復帰を目指す不登校のお子様にとって、出席日数が足りないことが不利になってしまうケースがあります。
たとえば高校受験では、内申書の点数が合否に影響することも少なくありません。

 
文部科学省は、家庭に引きこもりがちで十分な支援を受けられない不登校の児童生徒に対し、IT等を活用した自宅学習で出席扱いにするという方針を定めました。
「すらら」は要件を満たすことのできる教材です。

すららHPより引用

不登校 勉強 遅れ

 

⑥周りと比べず今こどもに必要なことを

子どもが不登校になり、勉強の遅れが出てきてる。親としてはこの現状に対して強い不安感を覚えるでしょう。そのときに、どうしても周りと比べてしまう気持ちは痛いほどわかります。

 
ですが、そこをぐっとこらえて、お子さんの今を見つめてみてあげてください。

同じ学年の学校に通っている他の子どもたちと比較するのを一度おいてみたときに、「今、子どもに何が必要か」について新たに見えることがあるかもしれません。

 
周りと比較してしまうのは当たり前のことです。そんな自分自身を責めないであげてください。

その代わりに、ぜひ目の前の子どもが何を思い何を必要としているかに頭を巡らせてみましょう。その選択が子どもに寄り添った選択をするための第一歩になります。

 
くれぐれも無理せずに目の前の子どものことを考えることを意識することが最も重要です。

不登校 勉強 遅れ

夢中教室は、先ほど紹介した「心にエネルギーが溜まってきたけれどまだ勉強はちょっと厳しい。」という子どもたちの伴走に特化しています。一般的な家庭教師とは異なり、算数や国語などの決まった科目や受験のための勉強を教えているわけではありません。

少し余裕が出てきたという段階で一緒に夢中になって探求できる好きなものを見つけ、前を向くためのお手伝いをしています。夢中教室は学校に戻ることや勉強に取り組めるようになることを目的としておらず、安心感をもって好きなことをひたすら探求できる環境を作ることで社会的欲求を満たすことを大切にしています。

 
子どもが好きなことに夢中になれる環境をつくり、前向きに進む力を引き出すお手伝いをしています。まさに居場所になり、そしてチャレンジを応援することを大切にしているのが我々夢中教室です。

>>>プログラム詳細はコチラ

また、子どもと先生のマンツーマンの授業なので最初は人見知りしていた子も、慣れたら笑顔で楽しみながら学んでいます。授業の日の朝は「今日は夢中教室の日だね!」と子どもが嬉しそうに起きてくる、というお声もいただいています。

 

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