【保護者アンケート調査結果】メッセージ一覧「今子どもの行き渋りに不安を抱えておられる方々へ」
2022年9月1日〜2022年9月30日、夢中教室WOW!では、夏休み明けの子供の行き渋りに関するアンケート調査を実施したので、その結果についてご報告させていただきます。
子どもが夏休み明けに突然行き渋りが始まったとき、どのような悩みを抱え、どうやって軽減できたのかを調査し、
計66名の方にお答えいただきました。
改めてこの場をお借りしてこのアンケートにご協力いただいた皆さまにお礼申し上げます。
うち52名の方が、「お子さんの行き渋りについて今まさに不安を抱えておられる方々にぜひメッセージをお願いします(自由記入)」というお願いへのメッセージをいただけました。
長い夏休み明けに、突然子供から「学校に行きたくない」と言われ、突然の行き渋りに、
「このまま不登校になってしまうのでは」と不安になったり、「どう声かけしたら良いか分からない」など、
夏休み明けに悩んできた保護者さんは多いと思います。
今、お子さまの不登校や行き渋りに悩みを抱えられている保護者の皆さまにとって、今の不安や苦しみを和らげてくれるヒントとなるものがあれば、私どもとしても嬉しい限りです。
メッセージ一覧
メッセージをたくさんいただけたので、先輩保護者さんのメッセージを記載致します。
ぜひご一読ください。
子どもの突然の行き渋りで悩む方へのメッセージ
「学校に行ってほしい」のは、子供の将来のためではなく、「自分が安心するため」である場合が多い。自分が思い描く幸せが子供にも当てはまるとは限らない。過干渉になりいちいち道筋を示す必要はない。まずは安心して休める環境を作り、何も言わず、ゆっくりじっくり自分と向き合う時間を与えてあげてほしい。ゲームや動画サイトに没頭するのも大切で必要な時間。自分と向き合うには勇気がいるから、焦らず見守ってあげてほしい。親は子供の人生を代わりに生きることはできないんだから、たっぷり悩ませてあげて、生きる力を育んであげてほしい。
学校に行くことだけが子供の人生のすべてではないので、登校できなくてもそれはそういうものとしてご両親で受け止めていただければと思います。
地域で使えるリソースをとにかく探す。自分だけの負担にしない。早く気付く。子どもが落ち込みきってしまう前に気付ければ回復も早く、子どもは自分の力で育つ。
答えは分からない。 親もしっかり休息取ってないと、色々見過ごしそうなので、親がまず健康に!
子供の将来や学習の遅れ等 様々な不安があると思います。でも一度潰れた心は元に戻すのに長い年月が掛かります。焦らず、長い目で見て必要に応じて休息をさせてあげてください。また、親自身も休息を取りながら無理せず周りを頼ってください。親も子も拠り所は多い方が良いです。
お子さんの気持ちをそのまま受け止めてあげてほしいです。その上で、親である自分自身の中から湧き上がってくる不安や恐怖もそのまま受け止めて、それを聴いてくれる周囲の人、または民間の方に話してみてください。受け止めてくれる方は必ず居ます。 子どもは、学校に行っても行かなくても、元気でいれば絶対に大丈夫です。それぞれ元気でいられる場所ややり方が違うだけです。
学校に通う以外にも選択肢はあります。登校圧力はかえって逆効果!お子さんのしたいようにさせてあげて下さい⭐︎
学校に行かなくても将来はどうにかなると思います。もちろん、未だに不安や行ってほしいと言う気持ちはありますが、行きたくないのを無理矢理行かせて、子どもの気持ちが不安定になったり死にたくなってしまったりするほうが本人も親もよっぽどきついです。不登校になって、もうすぐ一年ですがやりたい事がぼんやり出てきています。時間はかかりますが、ちゃんと子どもの気持ちを優先することが大切だと思いました。
子どもや家いろんな性格、思考、感覚を持った子ども達の中で、学校が合わない子はいるのは当然だと今となっては思います。学校にもっと余裕があり、幅広い学びの中から選択できるなどあればいいのですか、残念ながら難しい状況です。個性の強い子であればあるほど学校の環境との解離で苦しむんだろうなと思います。 あえて、学校を含む常識を疑ってみる。その上で学校を利用した方がいいか、どのような利用の仕方が子どもにとって最適か、他に選択肢がないのか調べてみることを早いうちからできていれば良かったなと思います。
その子の可能性を信じることだと思います えがおでげんきだったたらいい。 そう思います。
子どもは、親が愛情があるから大丈夫というエゴより、子ども自信が感じる安心感が1番だと感じています。安心できる場所があるからこそ、思い切り外へ出れるのだと思います。
お子さんにも家庭と学校とは別のサードプレイスが必要だと思います。お子さんにサードプレイスを作ってみてはどうでしょうか?
皆さんと気持ちを共有しながら一緒に解決していきたいですね。
私も不安です。
子どもの可能性を信じて待つことが必要かな、と思います。
不登校の現状について知ってください。特別なことではありません。
なんとかなると思います。元気に生きてくれてることに感謝しています。 学校に合わないだけで、不登校の子供だって、毎日登校している子供と変わらず価値のある存在だと思います。
親にとっては行きたくないと言われた時からが始まりですが、子どもはその前からずっと我慢に我慢を重ねて限界を迎えている状態なので、不安や焦りの気持ちは痛いほどわかりますが、まずは休ませてあげてほしいと思います。
学校に行かないなら行かないで良いので、その分他の体験をできればよいと思う。まずは心と体の健康第一!
今は選択肢が多くなり、何とかなりそうですし、子どもの笑顔を1番に考えて一緒に頑張りましょう!
学校に行くか行かないかは、正解か不正解ではないと思います。子どもの話をしっかり聞いて、どう対応するかを考えると良いです。家族だけで抱えると感情的になりやすいので、頼れるところは頼ると気持ちが楽になれます^ ^
行き渋りの時期が一番大変です。 親の体調やメンタルが崩れると子供にも影響するので(もっと行き渋りが激しくなることも。。。)、無理しないで、ご自分の体調を優先してほしいです。
子供には不登校の時は『死にたい』とずっと考えていた、と後から言われました。学校に行かない事での不安は、親子共に本当に沢山あると思います。私の最終的な考えは『子供に死なれるよりいい』です。学校に行くことが子供の笑顔を奪って、そんなに辛いなら無理に行かなくてもいいと思いました。将来のために無理をさせるのではなく、今穏やかに笑顔でいられること。無理せず出来る事を一つずつ探すこと。自分達もまだ悩みながら不安だらけですが、自分に言い聞かせる様に書いています。 性の多様性のように、不登校のお子さんも不登校が問題でなく、そういう選択をしたと認められるようになったらいい。学校に普通通り行かないで育ったお子さん達の成長した姿など、もっと色々なケースを学校の先生や世の中の人が知って自由な形を自然に選べる様になればいいと思います。 公立の学校の先生は特に、普通の子のサポートをした経験しかなく、他のケースはみんな異端で完全に視界に入ってない、それを意識出来ない方が沢山います。ご自身が成長される中で少数派になったことがない方が殆どだからだと感じます。 公立の学校の先生に、フリースクールや支援の現場、オンラインスクール、YouTubeの授業など沢山体験させてほしいです。子供は色々な選択肢が選べるのに、何も知らない先生が多すぎます。でも現時点では親が調べて、学校以外の未知に詳しい方の情報発信を見つけ、親子でそれを広げていくしかないと思います。色々な方のケースや体験、対応法を私も知って参考に出来たらと思います。
子供の気持ちを優先にする。親が学校へ連れて行かなければとか勉強が遅れるとかで焦って、子供を強引に学校へ連れて行かない。連れて行っても大丈夫な子もいるが、ダメな子もいることをわかってほしい。学校だけが勉強する場所ではない。
お母さんもお子さんも何も間違ってないし、何も悪くないです
私は子どもの行き渋りの予兆があったのにも関わらず無理やり学校に行かせてしまい、体調悪化していまい不登校になってしまいました。子どもも苦しんでいると思うので、私たちは焦らず子どもの気持ちに寄り添って、味方になってあげれば、子どもが前向きになってくれると思います。
同じように悩んだり不安をかかえたりしている仲間がたくさんいるので、ひとりじゃないから大丈夫。と言ってあげたい。
とても辛い状況だと思います。初めは親主観で物事を考え行動してしまいまいます。それも、また良いことと思います。長期間で物事を考えるようになると、子供目線で物事を考えれるようになります。(考えざるを得ない状況になってくる)そうなると自分の内側に目を向けるようになり、最終的には、子供を変えるのではなく自分自身を変えないといけない事に気づく時がきます。そうなった時、双方にとって1番幸せな選択がやっとできるようになるのかなぁと感じました。道のりは決して簡単ではありませんが、きっと光は差してくる。そんなことを思いながら、ゆっくりご自分やお子様のペースで人生を豊かなものにしていっていただきたいと願っております。
不登校になるまでが一番辛いと思います。子供をなんとかしようとするのではなく、出してくれているSOSのサインをそのまま受け止めて、親自身の気持ちを整えたり、自分自身の思い込みなどに向き合うなど、自分にフォーカスすると、子供も楽になっていくようです。
学校に行けなくても大丈夫!必ず元気になります。まずは温かくお子さんを見守ってあげてください。
同じ境遇のお母さんと繋がるだけで大分心が軽くなると思います。
お子さんが行き渋る姿を見るのは、親にとっても辛く心身が疲れてしまう事もあるかと思います。先が見えない不安も大きいですが、まずはご自身の体調は崩さないように、食事や睡眠は確保していただきたいと思います。 また、お子さんの事を考えない時間も少しでも確保していただけたらと思います。
「行きたくない」と子供が親に伝えられる親子関係は本当に素敵なことだと思います。その信頼関係を大切にしてほしいです。
辛いときや悲しいときは我慢せず、自分の気持ちを全て吐き出すことをオススメします。 それで何かすぐに解決するわけではありませんが、親のストレスを少しでも軽くすることで、子どもへの接し方に余裕ができると思います。
色んな選択肢の保証が出来ることを祈ります。
子供さんは、多分今の学校システムが合わないんだと思います。決して子供さんを責めないで下さい。方法は色々あります。悲観的にならないで大丈夫です!
学校に行かせようとしなくて良いという意見がたくさんあり、子供の想いを尊重しておけば、確かに子供の心は安定します。 それだけで不登校から脱却できればもちろん良いですが、家の中が心地よい居場所になりすぎて社会に戻れなくなる不安も隣り合わせです。 発達障害の診断を受けても、社会で独り立ち出来るようにする為の正解を教えてもらえるわけでもありません。 フリースクールに通える子は、まだ良い方だと思います。色んな支援を受けるところまで行けていない子供を持つ親として、ネットの情報は遠い先の話のように感じます。 それでも、行ったら帰ったしながらも、親が諦めて放り出してしまってはいけないのだとなんとか踏ん張っています。 うまくいく話ばかりではないけれど、諦めずに情報を集めることで救われることもあると思っています。
家でリラックスして過ごせるようにしてあげられたら、そのうち子どもが自分でやりたい事をやり出すのではないかな、と思います。あとは、情報交換できるコミュニティと繋がれたら良いかな、と思います。
子どもは悪くない 本当はいきたいのかもしれないなど気持ちを認めてあげてほしい。
心身共に気苦労が絶えない日々かと思います。 色々と不安だと思いますがどうかお子さまの気持ちを最優先にまずは受け入れてあげて欲しいです。
3年生のゴールデンウィーク明けに突然泣きながら行きたくないと言われたときには私も取り乱して泣いていました。ゆっくりでいいんだよ。と優しく寄り添ってくれる方。親が元気じゃないと子どもを引き上げられないよ!と喝を入れてくれた親友。友人や先生方に支えていただきながらなんとか前を向く事ができました。一人で悩まずにSOSを出して良かった!その経験があったので、二度目の不登校にも落ち着いて向き合えています。
一人で悩まず、不登校に詳しい方に話してください。一般的な方だと、行かせたほうがよいという意見に苦しくなる場合があるからです。
世間体は考えず、子どもの気持ちを優先して欲しい
子どものペースでゆるゆるできることを少しだけ。
行き渋りの時期は生活のペースも乱れ、私自身1番悩む時期でした。子供の将来の事、周りからの理解のない言葉、家庭の事、仕事の事、学校とのやり取り…社会との狭間で苦しみました。 私自身、今も苦しんでいる真っ最中ですが、将来ではなく「今」の子供の笑顔だけを大切を考えるようになって少し気持ちが楽になりました。
明けない夜はないと良いますが、いま苦しい方もこの先変わらない事はないです。人生は変化する事。子供もどんどん変化していきます。 ご自身もお子さんも、自分らしくいられる楽なペースを見つけて今を楽しい時間に出来る事を祈っています。
教育機会確保法がある今、学校以外の選択肢は増えています。SNS上でも情報は沢山あります。
まずは親である私たちがとにかく一人で抱え込まず、繋がっていける場所や人を探していきましょう。子どもが学校に行かない選択をした場合、将来の不安はもちろんありますが、きっとこの子らしい道が見つかると思って、一緒に新しい道を探求するぞ!くらいの気持ちで寄り添って行けるといいなと思っています。一人じゃないですよ。
さいごに
今や、これから夏休み明けの行き渋りで悩む保護者さんが、今回のアンケート調査が参考となり、少しでも突然の行き渋りに焦りや不安を抱える事なく、お子様と接する事ができるヒントとなりましたら嬉しい限りです。
私たち夢中教室WOW!は、不登校専門の「いい大人」と「好き」を通して自信を育むオンライン家庭教師です。
「今学校が合わなくても人生は生きるに値する面白さがある」と感じられるように、子どもたちの話を聞き寄り添える「いい大人」だけが在籍しています。
また、子どもの突然の行き渋りや不登校など、同じ境遇や悩みを経験をした子育て仲間が繋がるコミュニティも運営をしております。
話を聞いてくれる存在は、子供にも保護者さんにも必要だと思います。
夢中教室が、今悩んでいる方々の一助となれたら嬉しく思います
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