【保護者アンケート調査結果】メッセージ一覧「今子どもの不登校で不安を抱えている方々へ」
2021年12月28日〜2022年1月28日、夢中教室WOW!では不登校の子を持つご家庭を対象にアンケート調査を実施しました。
子どもが不登校になったとき、どのような悩みを抱え、どうやって軽減できたのかを調査し、計60名の方にお答えいただきました。
改めてこの場をお借りしてこのアンケートにご協力いただいた皆さまにお礼申し上げます。
うち41名の方が、「今、お子さまの不登校について今まさに不安を抱えておられる方々にぜひメッセージをお願いします(自由記入)」というお願いへのメッセージをいただけました。
子どもの不登校と向き合っている経験を持つご家庭の皆さまのメッセージは、学びがあったり心が救われる言葉がたくさんありましたので、いただいたメッセージを全て記載させていただきます。
今、お子さまの不登校や行き渋りに悩みを抱えられている保護者の皆さまにとって、今の不安や苦しみを和らげてくれるヒントとなるものがあれば、私どもとしても嬉しい限りです。
メッセージ一覧
メッセージをたくさんいただけたので、勝手ながらいくつかの種類に分類させていただきました。
ぜひご一読ください。
不登校への考え方や向き合い方について
まずは、学校に行きたくないという自分の子どものメッセージに感謝すること。不登校だから、子どもと向き合う機会をいただいています。そのことは忘れずに、子どもにチャンスをいただいているという姿勢をもつことです。
学校に行っていなくても何か必ず才能がある。それを信じる。
最初は何もかも、腑に落ちません。
だから考えぬくのです。
向き合うからこそ、見えるものがあるのです。
子どものタイプも様々なので、1人1人に合う方法は、違いますが、いわゆる普通から離れてしまうかもしれないけれど、今は昔よりも普通から離れても生きやすい場所もあります。私も子どもが不登校にならなければ知らない事が多かったと思います。
まずは親が情報収集から、そして、時期を待つ事が大事かなとおもいます。
親が普通概念を外す事が必要なのかなと思います。
親は変われる。雑談をしよう。
我が家は相づちだけで会話を伸ばしていくことが第一歩でした。
先が見えない不安を抱えていると思います。「なるようになる」という言葉を自分に言い聞かせながら、毎日を乗り換えて本人が1番きついということを知っていながらも親自身も本当にきついですよね。みんなで一緒に乗り越えられることを願ってます。
不登校になるまでの葛藤、なってからの葛藤・不安、本当に親の価値観を揺さぶられ試される出来事があることと思います。様々な学びを経て、子供についていくことで子供を信じ、親も育っていくような気持ちになりつつあります。子供が不登校であることは親の問題ではなく、社会のあり方の問題だと思います。親は子供を全力で応援し安心感で包むことができる最大のサポートだと感じています。
子供は自信があれば、自ら行動できるようになると思いました。なので、今は不安かもしれませんが、焦らずに頑張ってください!
不登校に限らず子供に関する多くの不安は、子供ではなく親(大人)自身の不安のようです。そのことを意識するだけでも日々の接し方が違ってくるように思います。
また、できるだけ生まれてきてくれた時の感動を思い出すようにしています。家庭で笑顔を見せてくれているのであれば「それでOK!」と捉えるよう心掛けています。
子どもが不登校になり、親も子も先が見えず不安な事ばかりですが、たまに見せる何かに前向きに取り組んでいる子の姿を見ると、少しほっとします。そういうほっとする時間が増えていけばいいな、と思っています。
不登校が長くなり、先が見えません。このまま見守り続けるほうがいいか、何らかのアプローチをしたいと思ってもほうほうがわからず、手詰まりに感じます。
辛いですが、学校に戻すことより子供が笑顔を取り戻すことを優先するのが一番の問題解決への近道のように思います。
子どもが自分から動きだすにはどうしたらいいか考え、いろいろアドバイスしたり、話したりしましたが、効果なく、あるとき、干渉しないこと、過干渉をなくすると時間はかかるかもしれないけど、自分から動きだすとききました。少しずつ自分から動けることが増えてきたような気がします。まだまだこれからですが……、
今だけを見て心配してもしょうがないので、親自身が自分が味わいたい感情をしっかりと決めたあとは流れを信頼して、こどもが不登校に関係なく、親が毎日楽しく生きていることが結果的には早期解決になった気がします。あまり問題解決の毎日を生きないほうが良かったです。
私も最初、太平洋の荒波に流された様な気持ちになりましたが、周囲のサポートの方々の助言通りに温かい気持ちで見守っていくうちに徐々に子供も回復に向かいました!自分自身も辛いですが、仕事でも何か趣味でも他で息抜きしながらが成功の秘訣だと思います。
まだまだうちも不安は沢山ありますが、私自身も不登校を通じて学んだ物は沢山あります^ ^
私の周りには同じような不登校の仲間がいません。
でもオンラインを通じて世界を広げると、不登校の子はたくさんいる事を知りました。
それはそれで、焦りも不安も消えはしませんが、かなり軽くなりました。この子はこの子。と思えるようになりました。
子供を信じて見守るって難しいです。年齢によっても悩みは違うと思います。
子供が学校に行かなくなった時、親にできることは、子供を認めることかなと思います。
保護者が笑顔でいられること、本人が好きなことを好きなだけやれる時間を確保する。子どもが動き始めるのは、その2つと時間が解決してくれるのではと思っています。
まずはご家庭でゆっくりと休ませてあげて下さい。無理やり行かせたり、登校圧力をかけても結果的に良い効果はないと思います。(私はそれらをして後悔と反省をしています)
特に、母親は仕事を諦めたり自分の時間がなくなったり負担が大きいのですが、お子さんが笑顔で楽しく生活できるようになるためにも、お子さんの意思を尊重してください。
学校に行くことをゴールにしてしまうと親子ともに辛くなってしまうなら、いったんその気持ちから離れてみることをお勧めします。それでも子どもの将来を悲観する時代ではなくなっているので、むしろ、わが子の得意なところや好きなことをとことんやらせてみる機会と捉えてみてほしいです。親としては勇気のいることですが、子どものためならそのくらいぶっ飛んでみたら、わが家はうまくいっています。
子供が何もやる気がない場合、前向きになれる何かを、どうやって行動されているのか知りたいです。
自己有用感失った結果の不登校の場合、取り戻すのが凄く大変です。
まずは焦らず、本人の選択ができる環境を作ってあげてほしいです。
エネルギーを貯めるために必要なのは親の理解と親が悲しまない事。
『不登校』そのものが、先の人生において大したことではない事を理解し、周りの普通に惑わされなければ、子供も安心して自分と向き合うようになりますので、そこからが本当の本人へのサポートの段階になるのかなと思っています。
学校はみんなと同じことが求められて合わない子は沢山いるはず。
不登校になれば内申はとれず受験できる高校は確かに減りますが、
公立では不登校枠があるところもあります。不登校だからと言って
全て諦めないで下さい。勉強していれば何かしら道は見つかると思います。
子供がずっと家にいて自分の時間が取れなくなったかもしれませんが、出来るだけ外へ息抜きに出かけるようにするといいと思います。子ども絡みでない友人との付き合いから、学ぶことが沢山ありました。
大人が楽しく生活しているところを見せて、よい影響をあたえられるといいなと思います。
子供が学校へ行き渋り、行けなくなっていき、休み出した時、まさか自分の子供が!!っと、驚きました。
現状を受け入れようと頭では思っていても、なかなか時間がかかり、葛藤の日々でした。
自分の育て方が悪かったのかと、自分を責めた日も。
今の選択をしている方々は、本当に勇気がある決断をなさっていると思います。親も勇者なら、子も勇者!エイエイオーですね!
中学生くらいであれば自分の人生に責任を持つ覚悟があるなら自由にさせても良いと思う。自由には責任が発生することを伝えて、学校に行く方がはるかに楽だけれども学校に行くより未来に就きたい近道があるなら応援してあげた方が良いと思う。
つい焦ってあれこれしてしまいたくなるけれど、子供の気持ちを分かることに専念して見守ること、楽しいことを見つけること、親は親の人生や日常を手放さないこと。
子供の笑顔の先にちゃんと未来は存在しています。遠回りが近道。親の笑顔が子供の気持ちを救うこともあります。
抜け出せないトンネルはありません。
お子さんを信じて見守ってほしいです。
初めは何が起こったのか、本人も保護者もパニックになりますが、まず心身が健康になること。笑顔、元気、心の余裕ができるようになると、本来人間は成長したい生き物なので、本人も動き出します。
私が救われた言葉が「子育てに迷ったら子供の後ろに立て」です。子供が自分と同じ世界に住んでいると思わない方がいい、と。子供からどんな景色が見えているのかよく見るようにしようと思っています。うちもこの先どうなるか分かりませんが、良い、悪い、という評価をせずに、やれることをやって行きましょう!
支援・居場所・サービスなどのサポートについて
学校のように、同世代との交流、親以外の大人との関わり、基礎的な勉強、適度な運動、バランスのよい昼食…などをワンストップで提供してもらえる「代わりの場所」はありませんが、子どもに必要なものを上記のように因数分解していくと、全ては無理でもいくつかはフォローできる場所やサービスを見つけることができました。また、親の会やTwitterで似たような悩みを持つ方と交流することで親のメンタルのフォローができているような気がします。
それでも将来の不安は軽減はしても消えることはありませんが…
夢中教室の体験をしたところ楽しそうに話していたので入会しましたが、その間束の間の自分時間を得られたことは親としてありがたかったです。あとは一日中子供と一緒にいてゆっくり話を聞く余裕がなくなってしまいましたが、夢中教室で1時間マンツーマンで先生が話を聞いてくれることが長男にとっても大切な時間になり毎週楽しみにしています。
中学生になった時のサポート体制
保護者(特に母親)のメンタル面のケアも大切ですので、夢中教室や親の会・子育てサポート機関や医療関係などとつながりを持ち、親子の状況をシェアしておくと心強いかと思います!
(個人的には…「不登校を治す」=「登校することをゴールとしている」ようなサポート機関より、不登校状態を受け入れ(登校の有無は関係なし)子供自身が楽しんで暮らせることをサポートしてくれる機関の方がベターかなと思います。)
自分を責めてしまう保護者の方が、少しでも息抜きしたり、自分を肯定できますように。オンライン、Twitter、Instagram、Facebookなんでも、似た境遇の方と繋がれますように。保護者もお子さんも、生きてるだけで花丸です。
もし今、お子さんの不登校で悩んでいる方がいらっしゃったら、どんどん周囲の理解ある人たちに頼ってほしいと思います。
思っている以上に、助けてくれる方たちはたくさんいます。
不安や悩みを自分たちだけで抱え込むのではなく、まずは一番信頼できる誰かに話してみてください。
きっと新しい道が開けてきます!
Twitterに仲間がいます。探せばお金はそんなにかけなくてもサポートしてくれる方がいます。
学校に行っても、行かないでも自信をもって生きていける道を、開拓している仲間がいます。継続的に親も味方になってくれる人とつながることが安心になると思うので、地域や考え方の近いグループを見つけてたくさん相談してみてください。
はじめの頃はこんなに長くなるとは思わず、本人も親も本当に苦しい時期もありました。でも今になって振り返ると必ず何か道は開けるもののだと思いました。同じ境遇の方としかわかりあえない部分が多かったので、話ができる仲間を作ることをおすすめします。
不登校になってからの経験談
私はSSWさんに、うちの子2人は今の日本の教育のシステムに合わないと言われ、なるほどと救われた気がしました。
しかし、退職し、もう会うことはできません。
その後SCさんお2人と、お話をしましたが、悩んでる人を救うような方ではなかったです。
自分に合相談相手を見つけることが1番ですが、どこにいるか分かりません。
不登校を改善するには、その子に合った色々なアプローチがあると思います。
小4の息子の場合は、まずは家でゆっくりした安心できる時間を過ごして子供のエネルギーをためて(数ヶ月ノー勉でした💦)、次に、外部に動き出すための刺激として声掛けや第三者との関わりを増やしていき、今では嫌がらずに別室登校するようになりました。
学校に行きたくない子供は少ないと思います。行きたいけど行けないには、必ず理由があるけど、その理由を息子は言語化できず、親子で苦しみました。
最初は、私が息子を非難したり、出来ないところを指摘(小言)ばかりしてましたが、ゲームやYouTubeばかりの生活にも何かプラスになっていることがあるかも?と必死に見つけて息子の価値観を認めてあげたら、少しずつ親子関係もよくなり、生活も改善していきました。
さらに、息子の価値観を認めてくれる第三者との関わりにより、息子に自信がついていったように思います。
うちの娘は小学校3年間、中学校3年間、合計6年もの間、ほぼ家におりました。中学校は週3回くらいフリースクールに行って、価値観の近いお友達も出来たので良かったです。小5くらいが最も荒れて、夜中に奇声を発したり、家電を壊したりして、大変な時期もありました。あちこち良い小児科/心療内科を探しましたが、予約が半年待ちはザラでした。中学になってから、やっと尊敬できる小児科の医師に出会い、またカウンセリングも毎月のように受けました。今は高2ですが、将来は心理カウンセラーになりたいと言っています。子供は、いつどこでスイッチが入るものか分からないとつくづく思っています。親は忍耐強く、いろいろな選択肢を一緒に考えることかと思います。一番辛い思いをしているのは子供自身ですから。応援しています!
長男が突然不登校になり心配や戸惑い、仕事の調整など混乱状態になりました。子供が安心して家にいられるためにも親のストレスコントロールが大切だったと感じています。
子供が、不登校になった当初は、不安焦り孤独…から子供に罵声をあびせたり、「学校に行かないなら…!!」と学校に行かないことが「だめ」な言い方をたくさんしました。でも、その不安や焦りに疲れ、もう「三食食べて、寝て起きてくれたらいいや」と思えた日から、とても楽になりました。「行かなくていいよ」と子供に言えるようになりました。
不登校になる前やなった後は、間違った対応をたくさんしてしまいました。厳しい態度は全てする必要がなかったと後悔し、思い出しては心が痛みます。今までの自分の常識や不安を子どもにぶつけていたんだろうと思っています。本やインターネットで情報をたくさん収集し、学校にも変えていかなければならない問題点があること(=学校は絶対ではないこと)、あえてホームスクールを選んでいるご家庭があることなど知ることで少しずつ価値観を変えることができました。今では、子どもにエネルギーがあれば子ども自身がどうにかするよねと、楽観的に思えるようになりました。なので、当時の私には、元気で毎日を過ごすことが最優先だと言ってあげたいです。
私も昔は小中高と不登校でしたが、社会人入試で大学へ入学したり起業したりと好きなことで生きてきたので、心配しすぎず今ある毎日を楽しむ気持ちでいれば、子供も安心して過ごせるような気がしています。好奇心と好きなものへの情熱があればいくらでも仕事を創れる時代になってきたので、学習指導要領よりも子供の持つ発想力、行動力、共創力などを大切に守ってあげたいなと思っています。
地方での子育ては、文化が合わないことで、詰んだと思っていました。今は、オンラインの選択肢ができた事で、相談する先が驚くほど増えたと思います。あった場所を探しをしようと思えるようになりました。
最初は、休んでしまったら、勉強に遅れが出るや、余計に行けなくなると思いました。
無理に行かせようとしてしまった時もありました。
しかし、段々それは逆効果だとわかりました。
より、子供を追い詰める、悪化させてしまいました。
自分の中で今まで築きあげられた物、常識が全部崩れ落ちたように感じました。
ですがその中でも、子供から学んだ事や、今までの子育てを振り返ってみたり、自分の幼少期など、自分自身を見つめ直すきっかけにもなりました。
子供の行動に、一喜一憂していた時もありました。
この状態はいつまでも続くのかと、本当に不安の毎日でした。
夫の両親に理解してもらえず、言い争いの様になってもしまいました。
夫も、今一あてにならない状態でした。親の私自身や周りの見栄、世間体なんかよりも、子供の心も穏やかに過ごしていくには、どうしたら本人の不安を取り除けるのか、どうするのが良いのかと、手探りの日々でした。
とにかく生きていてくれればいい。まずはしっかり休んで、また動き出せるにはと。
子供の気持ちを第一に考え、無理矢理にはさせず、寄り添い。
長期戦に備えて、親自身も周りに話しを聞いてもらったりと、息抜きしながら、肩の力を抜いて、少しでも穏やかに過ごせるのが大事だなと、実感しました。
親の考えや行動などを切りかえ、子供が学校にいけない事を受け入れられるのが、早ければ早いほど、子供の回復が早くなると、思いました。
発達障害の検査や、カウンセリングなどを受けられるなら、受けてみると、これからの方向性についてのヒントなどが、わかる事もあります。
半年ほど経過して、やっと子どもが学校へ行かないことについて理解して受け止められるようになった段階です。
家庭内が険悪だった時期をやっと乗り越え、
これがスタートラインと思っています。
ここまでの半年、非常に厳しい時間でした。同じような悩みを抱えるかたにはまずご家族が、それぞれ自分の人生を普通に送ることを継続してほしいです。どうしても子どもの不登校で頭がいっぱいになり、両親きょうだいが、すべてそれに振り回されがちになると思います。それは心配なので普通のことですが、自分たちの生活を守り、自分たち自身を幸せにすることがなにより大切だと気づきました。
さいごに
今まさにお子さまの不登校で出口が見えないトンネルにいるように感じてしまう保護者の方も多くいらっしゃると思います。
そんな方にとって今回のメッセージが、少しでも励みとなれば嬉しい限りです。
私たち夢中教室WOW!は、不登校専門の「いい大人」と「好き」を通して自信を育むオンライン家庭教師です。
「今学校が合わなくても人生は生きるに値する面白さがある」と感じられるように、子どもたちの話を聞き寄り添える「いい大人」だけが在籍しています。
話を聞いてくれる大人との出会いを探されている方にとって、お力になれましたら嬉しい限りです。